先日の記事で社長についての知識を得る方法として「とにかく本を読もう」という内容を書きましたが、今回は具体的に「社長」という仕事について学ぶことができるオススメ書籍を4冊ほど紹介します。
1. どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座
経営コンサルタントの小宮一慶氏が今までのコンサルティング経験から「優れた社長の条件」についてまとめた本です。
ストラテジー力、マーケティング力、ヒューマンリソース・マネジメント力、会計力、リーダーシップと人間力、という5つの項目に分けて「優れた社長はこうでなきゃ」という内容がまとめられています。
「社長」について全般的に知るために、まずはこの本から読むのがオススメです。
どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本を読むときには自分的に大事だと感じたポイントにマーカーで線を引くのですが、この本はマーカーだらけになってしまって最早どこが大事なのかわからなくなってしまいました。それくらい読み応えがある本です。
2. 会社の絞め殺し学
人気メールマガジン「発想源」の発行者として有名な弘中勝氏の著書です。
小手先のテクニックではなく、まさに「王道」「本道」な会社経営について書かれているのですが、最近流行りの?安易な差別化や煽りテクニックや集客術などについては、一刀両断しつつ軽く一蹴しています。
会社の絞め殺し学 ダメな組織を救う本 (祥伝社黄金文庫 ひ 9-1)
- 作者: 弘中勝
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/12/12
- メディア: 文庫
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読み返すたびにグサリと心をえぐられるくらい厳しい言葉のオンパレードなのですが、それが心地よく感じるくらい納得できる内容なので、つい何度も読み返してしまいます。
3. 社長は会社を大きくするな
「従業員10名以下の会社」を専門とする税理士 山本憲明氏の著書です。この本では「これからの時代は会社を大きくするのではなく小さくても儲かる会社を作る方が良い」ということについて首尾一貫書かれています。
社長は会社を「大きく」するな!
- 作者: 山本憲明
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本に書かれている内容はホントに参考になるのですが、その中でも一番心に響いたのが「売上を気にしない」という言葉です。会社を大きくすることに限界を感じつつあった自分に「あぁそうか、売上を増やして会社を大きくする=自分の幸せ、ではないよな」と気付かせてくれました。
4. 世界一シビアな「社長力」養成講座
著者のダン・S・ケネディはダイレクトレスポンスマーケティングの第一人者でありマーケティングコンサルタントです。彼がコンサルタントした人の中から多くの億万長者が生まれたことから「億万長者メーカー」と呼ばれているみたいです。
この本には「社長」として必要な知識や考え方が「そこまでシビアに言うの?」というくらい容赦ない言葉でズバズバと書いてあります。
読み返すたびに「まだまだ自分も甘いなー」と気付かされながらも、できれば従業員には読んでほしくないなーとも思ってしまう一冊です。
個人的な感想
自分が「社長」という立場をやめない限り、紹介した4冊はぼろぼろになっても手元に置き続けると思います。
ちなみに上では紹介しなかったのですが、あと一冊選ぶとしたらこの本もオススメです。
<ビジネス下克上時代に勝つ!>ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則
- 作者: 福永雅文
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/05/19
- メディア: 単行本
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